Message 卒業生からのメッセージ

世界へ挑む扉を開いてくれた3年間

 1996年度卒業生として、創立100周年を心よりお祝い申し上げます。身長も声も態度もでかい私を温かく受け入れ、見守ってくださった先生方に、あらためて深く感謝いたします。高校2年次のアメリカ研修旅行でカリフォルニア大学バークレー校を訪れた体験が、世界で戦ってみたいという強い衝動を生みました。その後、同研修でお世話になったモデストのホストファミリーにまたお世話になり、受験勉強をし直し、ミシガン大学、シカゴ大学大学院へと進学を果たしました。そして卒業後からの約8年間、国連、主に国連開発計画にて、世界20カ国以上の発展途上国の政府の方々と共に、気候変動問題の解決に向けた仕事をして参りました。途中、働きながら京都大学にて博士号を取得し、計15年の海外生活の後、2012年に帰国いたしました。

 帰国後の2015年にご縁をいただいて以来、貴校の先生方と協働し、貴校の生徒の皆さんのグローバルな成長を支援する活動に携わってまいりました。目が回るほどの大変な準備と運営を実現されている教職員の皆様にはただただ頭が下がる思いです。私自身、学園で世界の広さを実感しました。どうかこれからも、生徒の皆さんにその広い世界を見せ続けてあげてください。100周年、誠におめでとうございます。

1996年特進コース(現:特進ADVANCEDコース)卒業
ミシガン大学(理学士)、シカゴ大学(公共政策修士)、京都大学(地球環境学博士)
関西大学 外国語学部 教授
宮口 貴彰