Message 卒業生からのメッセージ
恩師から学んだ「人づくり」
創立100周年、おめでとうございます。関係された皆様にお祝い申し上げます。
私の在学中は「京都商業高校」という校名で、当時は京都市内では数少ない男女共学の学校でした。 私が「京商」に進学した理由は、柔道部の活動に憧れ、大きな目標を達成したい一心で選んだ事を今も鮮明に覚えています。
入部をした柔道部は「全国制覇」を掲げ、連日猛稽古が続きました。当時は、大角一夫先生と上津裕先生からご指導いただき、単に技術向上だけでなく柔道人としての「心意気」も叩き込まれた記憶があります。例えば、稽古や試合を通して「同僚」の存在や「協働」し合えるチームの大切さを常に説いて聞かせていただきました。
昭和63年(1988年)に開催された「京都国体」以降、私は今日まで両先生のお姿に憧れを抱き教職を志しています。高校時代の教えが今になって漸く理解できるようになってきました。大切なのは「人づくり」であり、柔道は単にその手段であった事を今になって実感しています。今後も母校が益々ご発展される事を祈念しております。
1984年 京都商業高校
(現:京都先端科学大学附属中学校高等学校)卒業
天理大学 体育学部 進学
京都市立中学校校長
古田 知史
〈主な戦績〉
・1982年、1983年 全国高校総合体育大会(インターハイ)中量級3位
・1986年、1988年 フィンランド国際柔道大会71kg級優勝
・1987年 太平洋選手権大会71kg級3位
・1987年 カナダ国際大会71kg級優勝
・1987年 イタリア国際柔道大会 団体優勝(71kg級出場)
・1988年、1989年 ブルガリア国際柔道大会71kg級優勝
・1989年 フランス国際柔道大会71kg級5位
・1990年 ソ連国際柔道大会71kg級5位
