Message 卒業生からのメッセージ
京都学園高校での3年間が今の自分をつくってくれた
この度は創立100周年、誠におめでとうございます。
高校2年のアメリカへの修学旅行が私にとって初の海外でしたが、U.C. Berkeleyの雰囲気に衝撃を受け、いつかアメリカの大学で学びたいと強く思ったことを今でも鮮明に思い出せます。農学部を卒業後渡米し、San Diegoの大学院に進学、そこでの研究がきっかけで医学を志し、医学部に編入しました。現在は、藤田医科大学病院で脳神経外科医として主にてんかんや脳腫瘍の診療を担当しております。特に、てんかんの外科診療は現在ロボット手術の導入が進むなど発展途上の分野であり、アジア諸国でもニーズが高く、年に数回アジアの国々でも手術の指導にあたっています。
「やりたいことをやり続けたらこうなっていた」感じの人生ですが、そのベースには高校時代の体験があり、狭い視野の自分を国外へと向けてくれた母校には心より感謝しております。また、サッカー部に入りたいと駄々をこねていた私を進学の道へ引っ張ってくれた佐々木先生はじめお世話になった先生方、その後の人生に大きな影響を与えてくれたクラスメート達にも感謝しています。私にとっては本当にかけがえのない3年間でした。母校のさらなる発展を心より祈念しております。
1996年特進コース(現:特進ADVANCEDコース)卒業
京都府立大学(農学部)、サンディエゴ州立大学(修士)
弘前大学(医学部)、藤田医科大学(博士)
医師(藤田医科大学 医学部 脳神経外科 准教授)
中江 俊介
